河合優実の演技力の秘密 女子高生に殺されたいを見て
#女子高生に殺されたい
見てきた。
ごめん。正直映画としては普通に面白かったかなーていうざっくりした感想でめっちゃ人に勧めたい!
ってとこまではいってないんだ。
それよりも書き残したいのは
河合優実という俳優さんについて
この人、「サマーフィルムにのって」っていう映画を見た時からすげーなんか雰囲気あるなー印象に残るなーって思ってたんだけど、今回も雰囲気バチくそあって印象に残るっていうか、やっぱ上手いなって思ったわけよ。
正直言ってファンになった。
他の俳優さんだって上手かった。田中圭だって、南紗良だって上手いなー表情いいなーって言うシーンけっこうあった。というかほとんどが上手かった。他の女子高生役だって下手とは思わなかった。
だけど、なんだか俺は河合優実が気になる。
なんでだ?
ということで考えてみた。
先に断っておくけど、自分は演技については素人で、演技力についてはネットで調べつつ自分の感想書いただけで、マジでチラシの裏の感想だから、それは違う!とか言われても困るのでよろしく。
印象に残った理由の一つ目はリアリティがあったことだと思う。
他の俳優さんだってリアリティはあった。
けど河合優実はより自然なリアルさがあると感じた。
冗長でなく、姿勢や仕草もそれっぽく、ムラがなかった。
役への理解が深く、表現も細かいとこまであおい役っぽかった。ということに尽きると思う。
具体的に言うと、まほと並んでいる時にやや弱く丸まった背中がまさにあおいっぽいなって感じた。とかそういうことね。
そういう細かい所作がたくさんちりばめられてるのが非常にリアリティにつながっているんだと思う。
他の俳優だってそういう演技はしてるけど、所作の細かさとそれを全場面でやりきる力が一段上って感じ。
他の俳優は最大瞬間風速は河合優実より上だけど、河合優実に比べるとムラがあるように感じる理由はそこなのかな?と思ったりした。
2つ目は表情とか顔まわりについて
化粧とかヘアスタイルでかなり印象の変わる顔立ちでそういう変化が映えやすいんじゃないかな?って思っている。顔のパーツ一つひとつが主張が激しくないのが逆にいいのかも?
舞台挨拶のメイクとかもかなり役と印象違うことが多い気がするし。
表情についてはさっきのリアリティとか所作とつながるんだけど、表情の変化としてはオーバーじゃないのに顔の微妙な変化で気持ちを表現するのがめちゃくちゃ上手いなと思う。
多分これは纏ってる雰囲気補正もあるんだと思う。ていうか雰囲気づくりが上手いよね絶対。
所作が雰囲気をつくるし、雰囲気が所作をつくるし、それを支えてるのが役づくりへの理解の深さなのかな?
役への理解が深くて、気持ちがのるとそんなにオーバーな表情しなくても見る側には伝わるのかな?
他と比べても表情や動きが大きくないんだけど、明らかに伝わってくる感情の総量が大きい。
感情の変化はしっかり伝わるし、分かりやすいんだよね。
だから見てるこっちは魅了されてしまうし癖になってしまう。
最後は雰囲気の違いについて
色んな感想見てると、映画によって全然雰囲気違う!って意見が河合優実は多い。
これは南紗良との対比でよく理解できるんじゃないかと思う。南紗良は今回、「まほ」という役があったわけだけど、どこかに「南紗良」が混じってる感じがチラチラしていた。これはスター性なのかもしれないけど、隠しても元々が見えてしまうと演技に説得力が欠けるんだろうなと思う。
役への理解が深いからかもしれない
表現が細かいところまで役になりきれていふからかもしれない
これは一言で言って才能と乱暴に表現してもいいように思う。
河合優実ぽいとかぽくないとか言ってみたけど、
もしかしたらもっと色んな役をやる中で河合優実がでてくるかもしれないし、キャリアもまだ短いし。
あとは大きく感情が変化する役の演技はまだ見たことがないので、そういう役になった時にどうなるかめちゃくちゃ気になっている。
この細やかさが河合優実の持ち味なのかもしれないし。
とにかくこれからが楽しみすぎる。
昨日はこういう俳優さんと出会えた喜びで眠れなかった。
興味があったら彼女がでてる映画をみてほしい。
#女子高生に殺されたい
#河合優実
#サマーフィルムにのって