「サマーフィルムにのって」は2021夏で1番エモい映画?
エモかった。
青春ゴン詰めって感じなのにさらっとまとめてて見終わったあともスッキリした~
って感じでした。。
夏の青春映画としては何回かリピートしたいしもし金曜ロードショーとかでやってたら
「お!めっちゃいいのやるやん!」ってテンション上がる。
そんな映画。
しかもこの映画ミニシアター系らしく、首都圏でも上映している映画館がめっちゃ少ない。
埼玉だと1館だしね。
都内だと合計7館程度みたいだしね。
地方だとやってないとこが多いくらい。
とりあえず公式サイトはこちら
↓
映画『サマーフィルムにのって』公式サイト|2021年8月6日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開
エモい。とにかくエモい。
エモい要素入れすぎなのによく見終わった後はそんなこと気にならないし
広げた風呂敷ちゃんと畳んだねって思った(笑)
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タイムマシーン(タイムリープ)
とめちゃくちゃ青春要素詰まっているのに
物語としてはちゃんと形になっててすごいし
なにより一人ひとりのキャラクターがめっちゃ立ってたのがすごい。
ビート版も好きだし、ブルーハワイも好き。みんな可愛い(笑)
でもとりわけビート版がエモかった。
感情移入はしないけど、なんかキャラクターとして好感もてるし、
こういう青春映画って10代特有の見ていて過去の自分を重ねて恥ずかしくなったりするような恥ずかしい行動とか絶対描かれて共感性羞恥心ガンガン刺激されるのが普通だったりするんですが、
今回の映画にはそれがあんまりないので
楽に見ていられる(笑)
これがライトな視聴感につながっているんだと思いました。なので何回でも見られる。
嫌な人がいないからライトに見ていられる
見ていて感情を大きく揺さぶられたり嫌な気持ちになることがあんまりないのに、面白いって思えるのはけっこうすごいことだと思うんです。
今ってテレビとかyoutubeとか見ていても多少は炎上させるようなポジショントークがけっこう盛んで過激な発言で注目を集めるっていうことが非常に大事じゃないですか?
そうして認知してもらって初めて人気でる。みたいなところあると思うんですよね。なので今ってよくも悪くも主張が偏りすぎなメディアが多い中で、
こんだけ綺麗にピュアに10代を描くってけっこうすごいことだと思うんです。
嫌な役が振り返ってみると一人もいなかったのがガチですごいなと。
これはネタバレになるけど、
劇中の時代劇の構想で
ライバルだけどお互いに切りあわない展開にしたい!
みたいな感じで悩んだりするシーンがあるんだけど、
時代劇の構成だけじゃなくて、映画全体を通してそれを体現しているなーと思ったんだよね。
ハダシ(主人公)とかりんの関係もそう。最初はめっちゃライバルだし嫌な役と見せかけて、最後には少年ジャンプのライバルかってくらいいい関係になるし
ハダシとりんたろーの関係もそう。結局最後は切りあう展開になったけども、そこには現代のメディアでよく見るような対立構造を煽るようなものではなくて、お互いを傷つける意図で切っているのではなく、認めあうライバルとして、想い人として
いわばコミュニケーションのボールを投げるような感覚で切りあう。
だからそこに善悪とか対立とかは生まれていなくて、嫌な人が生まれていないって感じたんです。
結果すごく綺麗に描かれているなと思ったんです。
だけど普通だったらそれってなんか気持ち悪いですよね?登場人物全員が綺麗ってなんか気持ち悪い(笑)
なのにそれが全然気持ち悪くない。面白い。
これが現代のメディアで見られるってすごいなと(笑)
すこし前とかだとけっこうこういう綺麗な青春映画ってあったと思ったんですが、今ってぜんたい的に捻くれてるのが綺麗な映画でも多くて、僕もそれが普通だと思ってたんです。
だから現代でこんな綺麗な青春映画って逆にすごいなと(笑)
そして青春映画の王道を行くような仲間との絆やライバルとの和解?、失恋や思いを伝えることの大事さや人間的な成長や変化を見せる群像劇の一面をみせつつ物語が展開していくわけです。
どうです?
エモいでしょ?これ。
普通にDVDとかで見ても面白いと思うけど、面白い映画は映画館で見た方がいいよ。
これは個人的には映画館で観たい映画。
とかそういう青春映画好きな人は特におすすめ!