「たけ」の落書きBLOG

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【ネタばれ有】シンエヴァゲリオン劇場版 感想【リビルド】

見てきました!

備忘録替わりに興奮冷めやらぬうちに感想を残しておこうと思います!

 

ちなみに一応全シリーズ見て、旧劇場版も見てるけど知識的にはニワカなので完全にただのチラシの裏の感想だと思ってください!

 

ネタバレも多少あるのでよろしく!

 

では以下感想です(ネタばれ含む)

 

 

 

 

 

 

成長と再構築の物語

今回の映画を見て端的に表すとこれは成長と再構築の話なんじゃないかと思いました。

ここで言う成長と再構築は一緒の意味です。

 

同上人物はみな変化し成長していく

シンジもそうだけどアスカや綾波ミサトさん碇ゲンドウも含め登場人物のほとんどが今回の映画では変化していく(もしくはしていた)描写が多く見られました。

 

単純に時系列的にも破のニアサードインパクトから年月が経過しているというのも理由かもしれませんが、それにしては今回の映画では前回の映画では描かれていなかった心情面の描写やそれを感じさせるシーンがかなり散見された気がします。

 

再構築とは?

今回の新劇場版シリーズが始まるにあたり庵野監督は「我々は再びなにをつくろうとしているのか」という所信表明をし新劇場版のエヴァシリーズが制作されたのです

↓内容は以下ファンサイトで閲覧を

 

庵野秀明総監督『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』所信表明 : みんなのエヴァンゲリオン(ヱヴァ)ファン

 

この文章を見てみると

再構築

という言葉も見られます。

文章全体の構成としてこれまで築き上げてきたものを再び再構築するような意味あいが強く感じられると個人的には思います。

 

ここで再構築と言う言葉の意味を考えてみたいと思います

 

これまで築いてきた常識を壊し再構築するのが大人の条件

数年前に友人同士で「大人の条件ってなんだと思うか?」という話になったことがありました。

その時はちょうどゲームの話をしていたのですが、子供の時にやったゲームを大人になってからすると意味が変わる、新しい知見が得られる。

子どもの時は偏った画一的な見方しかできないけどそれを壊すようなゲームが価値観を大きく変えたよね...

というような話を僕の友人たちはしていました。

そこで結論としてでてきたのが、

子どもはは画一的な見方しかできなかったり偏りがあるけど、それを自ら壊して再構築していくのが大人になるということではないのか?

という意見でした。

 

この映画で言えば

シンジはテレビシリーズから一貫して自分に自信がなく自分の殻に閉じこもるタイプでしたがテレビシリーズでも新劇場版でも最終的には自分自身の中にある世界に対する見方を変え、自分自身で選び取るという選択をします。

これはテレビでも新劇場版でも共通かなと思いました。

 

つまり自分の常識(世界に対する見方)を壊し再構築した。

のではないかと思います。

 

ここでもう一度振り返ってみると

登場人物はみな過去の自分と比較して変化し、成長し、これまでの自分自身の考えを変化させていると思ったのです。

新劇場版のゲンドウの独白が端的にそれをよく表していると思うし、シンジもまたそれが顕著に表れていると思います。

ミサトさんもそうです。過去の自分の過ちを悔いそれを自覚し贖罪しようと自ら行動している。

ケンスケもトウジも大人になって明らかにシンジのやったことに対して自分なりに折り合いをつけ(自らの考え方を変容してくこと=再構築)そのうえでシンジと向き合っています

 

明らかにこれまでの新劇場版と比較して人の変化、成長(つまり再構築)にフォーカスしていると感じます。

 

最後の方でネオンジェエネシスの意味にも言及されますがまさに創造というのが再構築のことかなと個人的には感じられました。

 

選んでいる結末は一緒

旧劇場版テレビシリーズでも今回の新劇場版でも選んでいる結末は一緒だと思います。

ひとつになるという人類のある種究極の理想(人類補完計画)を拒否し、それぞれの人間として生きていくという決断をしている。

 

旧劇場版では別々の人間でありながら「気持ち悪い」という言葉を最後にアスカに言わせたお蔭で妙な悲壮感ただようなネガティブな終焉になりましたが、

 

今作では一転してちゃんとそれぞれが生きている世界線になってますし、マリとこれからの人生を歩んでいきそうな雰囲気で終焉を迎えます。

 

選んでいる結末は一緒ですが、その結果の未来というか世界線はかなりハッピーエンド寄りになったのではないかと思います。

 

正直救われた感あります(笑)

 

蛇足 マリの話

他の人のツイートで見たのですが、

マリは庵野監督の奥さんである庵野モヨコを表しているという意見を見ました。

庵野監督もまたモヨコさんと出会い世の中に対する見方を変えてきた(再構築してきた)。そしてそれを再びエヴァをとおして表現していると考えると、同じエヴァという作品なんだけど、テレエビシリーズ新劇場版でストーリーや登場人物が違くなったりするのも納得できるような気がしています。

 

まとめ

旧テレビシリーズはシンジの再構築に焦点をあてた話でしたが、今回の新劇場版は他の主要登場人物の再構築も表現していた

というのが僕の感想です。

最後にマリと駅を飛び出すシーンで再構築し選んだ結果がポジティブなものになったのが非常に救いだったし

ほんとにほんとによかったなと思いました。

 

以上になります。最初にエヴァを見たのは小学生の時で今や三十路(笑)

すごい長い歴史があったしなんだが長い付き合いの友人がどこか遠くへ行ってしまったような気もします。寂しいけどそれもまたしょうがない、これもまた再構築つまり成長のひとつなのかなと思ったりしています(笑)